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昨日と変わらず、明日も変わらない

【S24最終779位】トリルポリ2入り対面【ポケモンSV】

おつかれさまです。さもぽけです!

レギュレーションHが面白そうに感じてから10月~11月はポケモンSVのシングル対戦を遊んでいました。そして、シーズン24にてポケモンSVで自身はじめての「最終3桁順位」を取ることが出来たので、備忘録として使用構築と作成過程を記事を残すことにしました!

シーズン24(H) TN「Endwalker」 最終779位 R1863

 

 

構築経緯

S23ではステロ+雨展開の構築を使っていたが、数的不利を取った状態からはじまる切り返しは択ゲーが発生した際、間違えたら即負けに繋がることが多く、また構築の完成度の低さから択を当てても大きく有利が作れず、勝ちきれないことが多かった。シーズンが変わり構築記事を読み漁っていたところ、最終1位の方の構築が動き自体はシンプルな対面構築を使用されており、高いレベルで参考にすることは難しいものの、基本的な動きは再現可能に感じたので、パーティのうちそのまま4体を軸に借りて構築を組みはじめ、バシャーモ+カイリュー+ブリジュラスを基本の選出パターンとした。

 

残りの2枠は最終107位の方が公開されていた、クエスルミコリ+地面テラスDLポリ2の並びを採用した。クエスパトラは自身が高い対面性能を持っているため、単体で数的有利を取ることが出来るポテンシャルがあり、仮に対面突破されたとしてもルミナコリジョンを入れてさえしまえていれば後続の展開としてはC↑ポリゴン2vsD下降という対面になるため、展開不利を取ることがないのが単純ながら強い動きだと感じた。クエスパトラからのポリゴン2展開で荒らした後、バシャーモカイリュー、ブリジュラスの中から刺さりが良いポケモン1匹を詰め駒として選出することを第二の選出パターンとした。

 

ここまでの並びだと受けループをはじめとした搦め手に弱く、特性てんねんのポケモンカイリューとポリゴン2が止まってしまうため対策を考える必要があった。キラフロルは搦め手には比較的強く、毒テラスを切ったアシッドボムがルミナコリジョンのような運用が可能なので気に入って使っていたが、行動保証のない低速ポケモンをうまく使うことができず、中々勝ち切れずにいた。そこで、基本選出を上記の並びからキラフロルを抜いた5体で完結させて、1体は完全に搦め手の処理用に特化させることにして、その枠には変更するポケモンとして圧倒的なvs受けループ、vsヘイラッシャ性能を持つドラゴンアローたたりめ+鬼火身代わりの両刀ドラパルトを採用することにした。

 

タラプの実を持った悪テラスのろい眠るヘイラッシャにドラパルトが惨殺されたため、一切の思考を放棄しヘイラッシャに変えてじわれでごまかすことにして構築が完成した。

 

コンセプト

  • 対面的な動きで数的有利を取り続けることを目指す
  • 不利な構築、型は割り切ることで、「簡単なポケモン対戦」をする

 

個別紹介

バシャーモ

バシャーモきあいのタスキ
テラスタイプ:フェアリー
特性:かそく
性格:さみしがり
155-189(252)-81-131(4)-90-132(252)
テラバースト/インファイト/しんくうは/はたきおとす

初手起きポケモン1。刺さりが良いと感じたらクエス+ポリ2の裏に選出することもあった。初手起きの赫月ガチグマ、ブリジュラス相手に合わせて対面突破を狙う。初手に出てくるガブリアスカイリューがスケイルショットを打ってくると無償突破されてしまい、以降ずっと展開不利を背負ってしまうこと、環境からイエッサン♂がほとんどいなくなっていたことから、テラスタイプを原案のあくからフェアリーに変更している。ガブリアスカイリュー側は地震を押すことも可能な盤面なうえ、フェアリーテラバーストを合わせても突破までに2ターンはかかるので、消極的で弱いテラスタイプ選択だった。また、終盤は初手の赫月ガチグマやセグレイブが対処が難しいゴーストにテラスタルしてくることが増えていたため、バシャーモを強く動かすことが難しい環境だったと感じている。

 

カイリュー

カイリュー@いかさまダイス
テラスタイプ:じめん
特性:マルチスケイル
性格:いじっぱり
167(4)-204(252)-115-x-120-132(252)
スケイルショット/じしん/しんそく/りゅうのまい

エス+ポリ2展開時の詰め駒として選出することもあったので、原案のアンコールの枠をしんそくに変更している。アンコールが欲しい場面もあったが、しんそくで拾った試合も多く、どちらが優れているとは断言しづらいが、しんそく採用のほうが「簡単なポケモン対戦」ではあると思う。スケイルショットとテラス地震の火力を押し付け、対面突破orテラス切りの二択をせまり、テラスを切ってきた場合は後続のブリジュラスで〆ることを目標としている。

 

ブリジュラス

ブリジュラス@パワフルハーブ
テラスタイプ:でんき
特性:がんじょう
性格:おくびょう
165-x-150-177(252)-86(4)-150(252)
りゅうせいぐん/ラスターカノン/エレクトロビーム/10まんボルト

あくテラスあくのはどうも試したが最終的にでんきテラスに帰ってきた。原案ママ。
カイリューで相手にフェアリーorひこうテラスを切らせたあとから繰り出して切り返すのが強いので、可能な限り3体目に選出したい。

 

エスパトラ

エスパトラ@たべのこし
テラスタイプ:フェアリー
特性:かそく
性格:ひかえめ
177(52)-x-104(188)-165(228)-81(4)-130(36)
ルミナコリジョン/マジカルシャイン/みがわり/まもる

初手置きポケモン2。たべのこしを持たせることで、オボンのみに比べて対面性能は下がるものの場持ちの良さが上がっている。みがわり採用はキノガッサをタネマシンガンの乱数次第で突破できたり、交代技がドラゴンテールだけのブリジュラスなどに対して有利な展開を作ることができる。ルミナコリジョンのD低下が後続のポリゴン2にも重要な都合、初手にあくテラスを切られてルミナコリジョンが入らずに突破された際の展開不利が凄まじいので、様子見の選択肢が多い分には困ることがなく、みがわり採用は偉かったと考えている。クリアボディジャローダ、おんみつマント持ちに対しては有利な展開を作るのがほぼ不可能なので割り切っていた。

 

ポリゴン2

ポリゴン2@しんかのきせき
テラスタイプ:じめん
特性:ダウンロード
性格:ひかえめ
191(244)-x-112(12)-172(252)-115-80
テラバースト/れいとうビーム/10まんボルト/トリックルーム

エスパトラのルミナコリジョンの後から展開することで確定でCを上昇させて、C特化+C上昇の圧倒的な火力を相手に押し付ける陽キャポリゴン2。カイリューと同じくじめんテラスなので後発ブリジュラス置きと非常に相性が良い。環境にS60ラインのポケモンが多いこと、赫月ガチグマが基本的にS振り個体が多かったものの稀に無振りの個体がいることがあり、先手後手が安定せずトリックルームの使い方が少し難しかった。とはいえ、かなりのゲームでEasyWinを量産してくれたMVPポケモンではある。

 

ヘイラッシャ

ヘイラッシャ@カゴのみ
テラスタイプ:あく
特性:てんねん
性格:わんぱく
257(252)-120-154(36)-x-113(220)-55
ウェーブタックル/じわれ/あくび/まもる

最終日前日に入ってきた思考放棄の象徴。ヘイラッシャやラウドボーンに対して後投げして神に祈りを捧げながらじわれを連打する。じわれは当たれば強いのだが当然当たらないことの方が多く、じわれを連打するだけのナマズのバリューが高いわけがないので、極力選出しないように心がけ、どうしても対処不可能なパーティが来た際にようやく投げるようにしていた。

 

基本選出

++

++oror

通りが良さそうに感じた方を選出していたが、マスカーニャ入にはバシャーモ軸、アシレ入にはクエスパトラ軸を選出することが多かった。

S24 パーティメモ - Google スプレッドシート

実際の選出パターンはこのような感じで、ほぼ固定化していた。

 

vsてんねん入

+or+

バシャーモの圧でてんねんポケモンに引かせた上でこちらもヘイラッシャに引きじわれを連打する。カゴのみを持っているのであくびが1回無駄行動になるため、後出しからでもじわれの回数がイーブンになり平等なコイントスが可能。

 

vsAキュウコン

++

エスパトラで上手いことアンコールを避けながらまもるとみがわりを押して壁ターンを枯らすことを心がける。また、環境にいるほとんどのAキュウコンフリーズドライを切っていたので、ヘイラッシャを後投げしてじわれ連打もしたりしていた。

 

重いポケモン

ヘイラッシャ、ラウドボーン

カイリューとポリゴン2どちらも止まってしまうので非常に処理に苦労する。ヘイラッシャを後投げしてじわれを連打して運が良い方選手権を開催することで対処する。

コノヨザル

型が多くいろいろ考慮すると正解がなく対処が難しい。S振り個体の場合はクエスパトラは下からルミナコリジョン→2ターン目に上からルミナコリジョンと行動できるため比較的楽に処理できるが、チョッキ個体の場合は返しのふんどのこぶしで1ターンで処理されてしまう。バシャーモの場合はテラスを切ってフェアリーテラバーストで削ることはできるが、でんきだまなげつけるやいのちがけが大きく裏目になる。後発のオボンビルド展開もヘイラッシャを選出していないと処理が難しくなり、選出が歪まされてしまう。安定した処理がないため、パーティの並びで型を断定し、対処法を判断していた。

ウルガモス

バシャーモから投げるとちょうのまい咎める手段がなく、クエスパトラはむしのさざめきを考慮すると非常に投げづらい。カイリューもおにびやほのおのからだで機能停止してしまうし、ポリゴン2とブリジュラスもちょうのまいに対して無力。カイリューのテラス地震神速かヘイラッシャで対処する。

カバルドン

ステルスロックに行動保証が潰されるのがパーティ全体でそもそもキツい。あくびを祈りながらクエスパトラでみがわり→2ターン目ルミナコリジョン、相手はふきとばしをしてくるのでブリジュラスorポリゴン2を着地をさせて、切り返しを狙う。

ママングライ

処理が思いつかない。マッチングしないよう祈る。

受けループ

処理が思いつかない。マッチングしないよう祈る。

 

最期に

ポケモン自体はそれなりに長く遊んでいるのですが、いつも中途半端な順位でやめてしまっていたので、私の中では一つの区切りである最終3桁順位をはじめて達成できて非常に嬉しいです!それと同時に、なんとなく理解した気になっていた上位帯のレベルの違いも肌で実感することが出来た気がします。以降のシーズンはしばらく遊ぶ予定はありませんが、YouTubeなどに投稿されているポケモン対戦動画は変わらず見続けるので、また対戦したくなったら遊ぼうと思います。ポケモン勢のお友達がいないので、もし良かったらTwitterとかフォローしてくれると嬉しいです。ここまでお読みいただきありがとうございました!

 

おわり